クランクシャフト・トランスミッション

引き続きエンジン腰下部のご紹介です。 クランクシャフトは主に振れの計測、コンロッドは曲がりとねじれのチェックを行い、組付けます。 トランスミッションのギア部はほぼ廃番となっており、当社ストックの中から状態の良いもを揃え再構成していきます。 ドライブシャフト側 アウトプットシャフト側...

エンジン製作開始

ご依頼頂きましたコンプリート1シリーズ車輌のエンジン製作を開始します。尚、当社コンプリート車輌の仕様につきましては、ホームページ内に記載しておりますので是非ご覧ください。 コンプリート1シリーズは、純正GPZ900Rが秘める性能と魅力を最大限に引き出すことを目標としたモデルとなります。 エンジンにつきましては、シリンダー・ピストンのボアアップ以外に特別な仕様変更はございませんが、純正車輌に乗られたことのあるお客様でしたら、よりその違いを感じて頂けるものと考えております。 では、ここから数回に分けて製作の模様をご紹介いたします。...
シリンダーヘッド part 2 ~ エンジン完成

シリンダーヘッド part 2 ~ エンジン完成

一時的にプラグを取り付けて、圧縮を確認後、バルブクリアランスの測定と調整を行っていきます。 当社データの値でクリアランスを管理後、ヘッドカバーを取り付けます。 一先ずエンジン完成となります。オイル・ウォーターラインは車輌担当のメカニックと打ち合わせ後、エンジン搭載の段階で組付けて行きます。...
シリンダーヘッド

シリンダーヘッド

今回使用するカムシャフトは当社のストックからとはなりますが、上質な個体をご用意できましたのでそちらを使用していきます。 またその他の構成部品も選定・準備を終えて組付けを待ちます。 ガスケット・ノックピン、カムチェーンガイドもこの時点で取り付け、シリンダーヘッドを載せていきます。 スレッドコンパウンドを塗布したヘッドボルトを適正に締め付けて行き、最終的にトルクレンチで管理。各周辺パーツも順次取り付けて、カムシャフト搭載の準備に入ります。 組付け時や、最初のエンジン始動に備えて、グリスを塗布して進行していきます。...
腰上開始

腰上開始

本日より、腰上の工程へ移行します。まずはピストンをコンロッドへ組付けていきます。 作業性を考え、2番・3番から行います。 1番・4番へ クランクシャフトを回して、スムースな動きを確認後、再びシリンダー内へピストンを組み入れていきます。 正常な抵抗を持ったピストンの上下動を確認、また簡易的ではありますが、1番から4番までの確実な圧縮の有無をチェックして、次の工程へ進みます。...
オイルパン・トランスミッションカバー

オイルパン・トランスミッションカバー

再度、シフトとトランスミッションの動作確認を行ってから、オイル廻りの組付けを開始します。 まずはオイルポンプを取り付けます。 Oリング、エレメント、ガスケット等は新品を準備して組付けを続けて行きます。 続いてトランスミッションカバーの取り付けも行います。 カバーは再塗装後、オイル窓やシール等をすべて一新して常時ストックしているものを使用します。 最後にオルタネーターやセルモーター、ウォーターポンプの入る部分に専用のキャップを取り付けて、ひとまず腰下完了となります。...