ご依頼頂きましたコンプリート1シリーズ車輌のエンジン製作を開始します。
尚、当社コンプリート車輌の仕様につきましては、ホームページ内に記載しておりますので是非ご覧ください。

コンプリート1シリーズは、純正GPZ900Rが秘める性能と魅力を最大限に引き出すことを目標としたモデルとなります。

エンジンにつきましては、シリンダー・ピストンのボアアップ以外に特別な仕様変更はございませんが、純正車輌に乗られたことのあるお客様でしたら、よりその違いを感じて頂けるものと考えております。

では、ここから数回に分けて製作の模様をご紹介いたします。

まずは、ベースとなる腰下クランクケースとなります。

内部パーツを取外し、各部のバリ取り・面出しを行って洗浄に入ります。
更にベアリング類も必要に応じて打ち換えを行い、パーツの再組付けへ向かいます。

年式や仕向け地によって持病を持つワンウェイクラッチが存在し、俗に言う”すべり”症状を起こします。当社では対策済みのモデルを使用し、エンジンオーバーホールを含め、腰下分解時には必須交換部品としております。

バランサー

シフト廻り

分解後は、清掃を行った上で摩耗をチェックしていきます。各パーツそれぞれに社内データを基準としたチェック項目を設けて精査・選択していきます。

つづく