シリンダーヘッド part 2 ~ エンジン完成

シリンダーヘッド part 2 ~ エンジン完成

一時的にプラグを取り付けて、圧縮を確認後、バルブクリアランスの測定と調整を行っていきます。 当社データの値でクリアランスを管理後、ヘッドカバーを取り付けます。 一先ずエンジン完成となります。オイル・ウォーターラインは車輌担当のメカニックと打ち合わせ後、エンジン搭載の段階で組付けて行きます。...
シリンダーヘッド

シリンダーヘッド

今回使用するカムシャフトは当社のストックからとはなりますが、上質な個体をご用意できましたのでそちらを使用していきます。 またその他の構成部品も選定・準備を終えて組付けを待ちます。 ガスケット・ノックピン、カムチェーンガイドもこの時点で取り付け、シリンダーヘッドを載せていきます。 スレッドコンパウンドを塗布したヘッドボルトを適正に締め付けて行き、最終的にトルクレンチで管理。各周辺パーツも順次取り付けて、カムシャフト搭載の準備に入ります。 組付け時や、最初のエンジン始動に備えて、グリスを塗布して進行していきます。...
腰上開始

腰上開始

本日より、腰上の工程へ移行します。まずはピストンをコンロッドへ組付けていきます。 作業性を考え、2番・3番から行います。 1番・4番へ クランクシャフトを回して、スムースな動きを確認後、再びシリンダー内へピストンを組み入れていきます。 正常な抵抗を持ったピストンの上下動を確認、また簡易的ではありますが、1番から4番までの確実な圧縮の有無をチェックして、次の工程へ進みます。...
オイルパン・トランスミッションカバー

オイルパン・トランスミッションカバー

再度、シフトとトランスミッションの動作確認を行ってから、オイル廻りの組付けを開始します。 まずはオイルポンプを取り付けます。 Oリング、エレメント、ガスケット等は新品を準備して組付けを続けて行きます。 続いてトランスミッションカバーの取り付けも行います。 カバーは再塗装後、オイル窓やシール等をすべて一新して常時ストックしているものを使用します。 最後にオルタネーターやセルモーター、ウォーターポンプの入る部分に専用のキャップを取り付けて、ひとまず腰下完了となります。...
クラッチ組付け

クラッチ組付け

腰下・クラッチ廻りの組付けに入ります。 各部の清掃はもちろんですが、クラッチプレート・スプリング等をを中心にの検査・計測を行い、クリアしたもので構成していきます。 センターのナットは新品を用意し、専用の固定器具を用いて締め付けを行います。 プライマリーチェーン類も順次組付けていきます。 組付け・トルク管理を終えて、カバーの取り付けに移ります。 カバー類はすべて再塗装処理したものを使用します。 完了です。...
クランクケース part4

クランクケース part4

クランクケースを閉じていきます。まずメインベアリングキャップでクランクシャフトを固定します。 次に、各ボルトへスレッドコンパウンドを塗布して、締め付けの準備を行っておきます。 ノックピンをアッパーケース側に取り付け後、トランスミッション、シフト廻りはニュートラルの状態で、更にバランサーの位置に気を配りながらケースを合わせます。 締め付けはロアケース側から行い、別のエンジン台に載せ替えてアッパー側からの締め付けを行います。 クラッチやオイル廻りの組付けに備え、再度ロアケース側を上にセットし直して完了となります。...