シリンダー・ピストン

シリンダー・ピストン

ボアアップの為、ボーリングを行っていたシリンダーが仕上がってまいりましたので、再度、計測を行いました。 併せて、当社オリジナルの0.5ミリオーバーサイズピストンも測定し、クリアランスが最適となるよう振り分けます。 以下、計測データとなります。タイトル名をクリックして頂けるとご覧になれます。 ピストン⇔シリンダー寸法測定表ダウンロード クリアランス測定後は、ピストンに各リングを取り付けたうえで、一時的にシリンダーへ組み込み、慣らし作業を行います。 このまま寝かせている間に、腰下の組み付けを進めていきます。...
コンロッド

コンロッド

クランクシャフトからコンロッドを取り外し、検査していきます。 専用検査治具を用います。 コンロッドの曲がり・歪み等、確認していきます。 コンロッド自体にはダメージがありませんでしたが、メタル部分(下の写真)が見られたので新品へ交換です。 コンロッドは清掃・バリ取りを事前に行っておき、組み付けを待ちます。...
ピストン⇔シリンダー測定

ピストン⇔シリンダー測定

0.5ミリオーバーサイズピストンに伴うシリンダーボーリングを外注先に依頼する前に、現状どこがどれだけ磨耗しているかを測定、把握、記録しておきます。 そうすることでGPZ900Rのエンジンがどんな使用状況でどれだけ走行すればどれだけ磨耗するのかというデータを当社が蓄積し把握することが出来ます。その情報を元に 今後のGPZ900Rにお乗りのお客様へ無駄の無いより正確なご提案が出来る裏付けとなる社内資料を作成するよう日々心がけています。...
ロアケース:バランサー&シフトpart2

ロアケース:バランサー&シフトpart2

前回取り外した、シフトまわりの点検交換に移ります。まずはシフトフォーク。 3本あるうちの両サイド2本の摩耗が確認できました。 状態の良いもの(下写真左側)との比較になります。 続いてシフトドラム。 やはりドラムも多少の摩耗が見られました。加えてシフトロッドもマイクロメーターで計測した結果、顕著な摩耗の見られたフォーク(2本)とドラムをストックの中から状態の良いものへ交換する事となりました。 ギアチェンジに影響を及ぼす箇所なので、時間をかけて検査・組み付けを行っていきます。...
ロアケース:バランサー&シフトpart1

ロアケース:バランサー&シフトpart1

今回はロアケース側、バランサーとシフト関連部品を取り外し、前回同様ケースの清掃・バリ取りからスタートです。 バランサーの分解・清掃点検に際し、ダンパーの新品交換とクランプレバー&ボルトも再塗装した状態の良いものへ交換です。 オイルシールも新品へ メカノイズの低減のためにバランサーの改善は必須です。次回はシフト関連部品を進めていきます。...