シリンダーヘッド part 1

シリンダーヘッド part 1

シリンダーヘッドにおきましては、カーボン除去とバルブのリフェイスを専門業者に委託し、シートカットと摺り合わせは自社で行っております。 バルブの摩耗や変形もチェックし必要に応じて交換となります。 ロッカーアームも一度取り外して、清掃チェックしていきます。 Oリングは勿論ですが、ロッカーアームも一部状態の良いものに交換しております。 ここまでの工程を終えると再度清掃、面研を行って組み付けに入ります。...
コンロッド・クランクシャフト

コンロッド・クランクシャフト

はじめに、コンロッド下準備のご報告となります。 コンロッドは曲がりと捻じれの検査を行い、基準に適うものを選定していきます。 コンロッドボルトは再使用せず、取り外して新品を圧入し直します。 続いてクランクシャフトですが、再度清掃後、振れの測定を行っております。以下、そのデータとなりますので、よろしければタイトル部分をクリックしてご確認ください。 クランクシャフト振れ測定データ-ダウンロード コンロッド同様にクランクシャフトも良好な状態であることを確認後、コンロッドメタルを準備し組み付けに入ります。...
トランスミッション

トランスミッション

今回はトランスミッションのご紹介です。まずはクランクケースに組み付けられた段階で手動にてギアチェンジを行って動作確認し、ガタの有無も確認します。その後、取り出して分解を行い更にチェックしていく工程となります。 分解と同時に清掃を行うことで細部の摩耗を診ていきます。 インプット側、アウトプット側共に大きな摩耗は見られませんでしたが、今後の継続的なご使用を考えて、当社ストックの中からではありますが、より状態の良いものへ一部交換させて頂きました。 シムやクリップ類は、再使用せず新品を用意して組み付けていきます。 アウトプット側...
オイルポンプ&バランサー

オイルポンプ&バランサー

シリンダーに引き続き今回はまず、エンジンのオイル循環・潤滑の要であるオイルポンプのご紹介から始めます。 当社ストックの中から状態の良いものを選定し使用しますが、再度分解を行い、清掃の後検査を行います。 特に、オイルをエンジン内へ圧送するローター部の摩耗をチェックし、Oリング等、劣化の恐れがある樹脂パーツは新品に交換となります。 問題の無いことを確認し、再び組み立てて保管しておきます。 続いてはバランサーの清掃とチェックになります。こちらも勿論、一度分解していきます。...
エンジン製作開始~シリンダー

エンジン製作開始~シリンダー

エンジンお載せ替えのご依頼に際し、お待たせしておりましたが、先日よりエンジン製作を開始しておりますので、順次ご報告させて頂きます。 この度新たに使用するクランクケースは、焼き付け塗装を行うため一足先に外注先へ出ております。よって、しばらくの間はエンジン内部部品の選定と精査、下準備の過程をブログへアップさせて頂きます。 まずはシリンダー&ピストンのご紹介です。 こちらも予め、ベースとなるシリンダーの内径と使用するピストンスカート部外径を計測し目標数値を指定の上、外注先にてボーリング加工を施しております。...