クランクケース part4

クランクケース part4

クランクケースを閉じていきます。まずメインベアリングキャップでクランクシャフトを固定します。 次に、各ボルトへスレッドコンパウンドを塗布して、締め付けの準備を行っておきます。 ノックピンをアッパーケース側に取り付け後、トランスミッション、シフト廻りはニュートラルの状態で、更にバランサーの位置に気を配りながらケースを合わせます。 締め付けはロアケース側から行い、別のエンジン台に載せ替えてアッパー側からの締め付けを行います。 クラッチやオイル廻りの組付けに備え、再度ロアケース側を上にセットし直して完了となります。...
クランクシャフト・トランスミッション

クランクシャフト・トランスミッション

クランクシャフトの搭載から行っていきます。 クランクメタルを準備し、取り付け終えた後、グリスを塗布してクランクシャフトを載せていきます。 この後クランクケースを閉じるにあたって、位置出しに必要な仮のタイミングローターもこの時点で取り付けておきます。 続いてトランスミッションに移ります。 トランスミッションのベアリング部とケースの間に入るポジションリングは、エンジン製作や腰下分解の際は必ず新品を組入れます。 手動でギアを1~6速のポジションに動かし、適切に組まれているか再度確認しておきます。...
クランクケース part3

クランクケース part3

シフト廻りの取り付けに入ります。 まずはシフトドラムを挿入します。 続いてシフトフォークですが、組付け時干渉してしまう部分は保護のため一時的にグリスを載せておきます。 ドラムとシフトロッドを固定後、ポジショニングレバーの取り付けとなります。 ここまででアッパー・ロア各ケースへの組付けは完了となります。...
クランクケース part2

クランクケース part2

ロアケース側の組付けに入ります。クラッチとオイルポンプをつなぐギアの取り付けから行います。 続いてバランサーです。 再度、組付けの確認と動作チェックを行ってから取り付けていきます。 クランプレバーはエンジンを始動した状態での最終調整・固定となります。...
クランクケース part1

クランクケース part1

外注先からクランクケースが戻ってまいりましたので、腰下より組付けを始めていきます。 ロア側 アッパー側 まずはバリ取りと面出しを行って、全体を洗浄。アッパーケース側のワンウェイクラッチから組んでいきます。 ベアリングは、この部分に限らずサイズ・使用箇所に合わせて個別にジグを製作し正確に圧入を行っております。 プライマリーチェーンガイドも取り付けて、ロア側に移ります。...