ピストン・シリンダー

ピストン・シリンダー

ボアアップの為外注先へボーリングに出ていたシリンダーが戻ってまいりましたので計測を行います。 以下計測データとなります(タイトル名をクリックして頂けるとご覧になれます)が、ボーリング作業に出す前の段階で、ベースとなるシリンダーと今回使用する当社の0.5ミリオーバーサイズピストンを計測し、それを基にボーリングの仕上げ目標値を指定しております。 ピストン⇔シリンダ寸法測定表-1-1ダウンロード 計測後は、シリンダーごとに最適なピストンを振り分けます。...
オイルパン・ポンプ~腰下完了

オイルパン・ポンプ~腰下完了

オイル関連部品の組み付けに進みます。 オイルポンプは分解清掃を行う上で、特にローター部分の摩耗をチェックしておきます。 このエンジンは異物の噛み込みが全く無い非常に良好な状態のクランクメタルが物語っていたように定期的に良質なオイルの交換がきちんと行われてた事が予測されます。従って当然オイルをクランクメタルに圧送する役目であるオイルポンプも良好であるはずですが、それでも念のため内部に異常が無いかを確認し、このエンジンが今後数万キロの永きに渡り当たり前のように機能するためのチェックを行ってまいります。...
クラッチ

クラッチ

引き続き腰下部分の作業を行っていきます。 まずはクラッチ部分の清掃後、フリクションプレート、クラッチプレート、クラッチスプリング他、クラッチ部分各部品の検査・計測を行います。 クラッチップレート、フリクションプレート、クラッチスプリング等、当社が独自で編纂し制作している適性データ表と照らし合わせ、すべて適正値であることを確認後、目視での確認も行い組み付けに入ります。 クラッチハブナットは、再使用不可の為交換です 同様に、オルタネーターシャフトまわりのギア、チェーン、テンショナー等も検査後、必要部品を交換し取り付けます。...
腰下組み付け

腰下組み付け

クランクシャフトとトランスミッションの準備が整いましたので、いよいよ組み付けていきます。 上の写真はベースのエンジンに取り付けられていたクランクメタルですが、異物噛み込みによる縦傷も無くアタリも均等に出ており非常に状態が良かったため、再使用も考えましたがコンプリート車両であること、また今後10数年~20数年程度の使用期間を想定考慮し、新品に交換する事としました。...
クランクシャフト・コンロッド

クランクシャフト・コンロッド

各部清掃後、まずは検査を行います。 コンロッドは専用設計の検査治具を用いて曲がり・ねじれ等チェックしていきます。 続いてクランクシャフトに移ります。 クランクシャフトメインジャーナル部分を測定してシャフトの振れを確認していきます。以下、測定データとなります。タイトルをクリックして頂けるとご覧になれます。 クランクシャフト振れ測定データダウンロード 各部、精度測定が終わりましたので、組み付けに入ります。...