各パーツが準備できましたので、腰下を組み付けていきます。

まずはアッパーケースにクランクシャフトを載せます。始動直後、オイルが完全にまわるまでの焼きつき防止のためにグリスを塗布しておきます。

続いて、ベアリング部の位置決めリングを新品に交換した後、トランスミッションを組み付けます。

メインベアリングキャップの取り付け、液体ガスケット適量塗布、ノックピン取り付けを終えてロアケースを被せていきます。

バランサーウェイトの位置や、シフトフォークとギアの噛み合いに注意しながら、取り付けます。

ケースボルトはスレッドコンパウンドをのせて、適切な順序で締め付けます。ロア側締め付けの後、別のエンジンラックに載せ替えアッパー側も同じように締めていきます。

この時点で再度ロア側が上に来るよう設置後、シフトとトランスミッションの連動をチェックし、ギアチェンジがスムースに行われるか診ておきます。

ケースの組み付けは完了です。クラッチ・オイルまわりに移ります。

つづく