オイルポンプ

オイルポンプ

今回はオイルポンプのご紹介です。その名の通り、エンジン内部へオイルを送り循環させる重要なパーツです。小まめに、また適切にオイル管理を行っていても、それが必要箇所に確実に届かなければ意味を失ってしまいます。 まずは全体を清掃後に分解チェックを行います。 特に、オイルをエンジン内へ圧送する側のローター部分の摩耗を細かく診ていきます。この部分の摩耗はローター内の圧力を逃がしてしまい、延いてはオイルの供給を弱めてしまうことになりかねません。 問題なく良好であることを確認して、再度組み立てに入ります。...
腰上~ピストン

腰上~ピストン

これより腰上の組付けに移行します。 シリンダー内へ組み入れていたピストンを再度取り出し、コンロッドへ組付けていきます。 エンジンオイルを適時塗布して、#2・#3ピストンから取り付けていきます。 #1・#4ピストンに移ります。 ピストンクリップが適切に取り付けられていることを再チェックし、クランクシャフトを回して動作確認を行っておきます。...
トランスミッションカバー~腰下完了

トランスミッションカバー~腰下完了

腰下組付け最終段階となりますが、トランスミッションカバーを取り付けていきます。 当社では事前にトランスミッションカバーを仕入れ、専門業者に再塗装を依頼。その後、各オイルシール・ガスケット類やオイル窓を新品に付け替えて在庫を確保しております。 最後にシフトシャフトを適切に組み込み、ノックピン・ガスケット・トランスミッションカバーと続きます。 腰下完了です。...
腰下~オイルパン・ポンプ

腰下~オイルパン・ポンプ

腰下底部、オイル関連パーツの組付けに入ります。 まずはオイルポンプからです。 パイプ類のつまりが無いか再度エアコンプレッサーで確認を行い、Oリングを準備します。 特に、この樹脂パーツはオイルパイプの脱落に関わる重要部品であるため再使用は避け、新しいものを固定しておきます。 今回はマフラーとの関係上、ZRXのオイルパンを使用します。状態の良いものをチェック後再塗装を施して使用しております。 こちらもガスケット、Oリング等は新品を用意しておきます。 外部のオイルラインは腰上完了後に、取り付けとなります。...
バランサー・ワンウェイクラッチ

バランサー・ワンウェイクラッチ

腰下分解や製作において必ずチェック・交換となるのがバランサー、ワンウェイクラッチとなります。 まずはバランサーですが、エンジンの振動やメカノイズを低減させる重要なパーツとなります。 組付けられた状態で、一度バランサー自体のガタや摩耗を確認し、分解を行います。 非常に良い個体でしたが、今後の経年劣化を見越してダンパー部分は新品に入れ替えておきます。 再度、正確に組み立てを行い保管しておきます。...
腰下~クラッチ

腰下~クラッチ

前回のケースボルト締め付けの際に付け替えたエンジン台を再び元に戻し、組付けを続けます。 腰下部品の下準備をご紹介したブログの中で抜けておりましたが、当然クラッチの精査も行っておりますので、ここでご紹介します。 主に、クラッチスプリングの自由長測定、各プレートの測定+摩耗・損傷を診ていきます。 また、クラッチの取り付け前にシフトドラムを使い手動でギアチェンジを行ってトランスミッションの動きを確認、さらにアウトプット・インプットそれぞれのシャフトにガタがないことをチェックしておきます。 各部確認を終え、クラッチの組付けに入ります。...