腰下~クラッチ

腰下~クラッチ

前回のケースボルト締め付けの際に付け替えたエンジン台を再び元に戻し、組付けを続けます。 腰下部品の下準備をご紹介したブログの中で抜けておりましたが、当然クラッチの精査も行っておりますので、ここでご紹介します。 主に、クラッチスプリングの自由長測定、各プレートの測定+摩耗・損傷を診ていきます。 また、クラッチの取り付け前にシフトドラムを使い手動でギアチェンジを行ってトランスミッションの動きを確認、さらにアウトプット・インプットそれぞれのシャフトにガタがないことをチェックしておきます。 各部確認を終え、クラッチの組付けに入ります。...
腰下~クランクケース

腰下~クランクケース

腰下内部部品の準備が整いましたので、クランクケースを閉じます。まずはメインベアリングキャップを取り付けます。 バランサーを適正な位置で組むために、この時点でタイミングローターの仮付けを行います。 最終的にオイル&グリスを適正に塗布後、合わせ面に液体ガスケットをのせてケースを合わせていきます。 ケースボルトにはスレッドコンパウンドを塗布して、トルク管理のもと締め付けていきます。 ロア側のボルト締め付け完了の後、ロアケース用のエンジン台に載せ替えて、アッパー側を同様に締め付けていきます。...
腰下~クランクシャフト

腰下~クランクシャフト

クランクシャフト搭載のため、まずはクランクメタルの下準備から開始となります。 開封後一度洗浄し、取り付けていきます。 取付完了後、グリスを塗布してクランクシャフトを載せます。...
腰下~トランスミッション

腰下~トランスミッション

トランスミッションをアッパーケースに搭載していきます。 ベアリングとケースを固定するリングは摩耗が現れやすく、結果トランスミッションのガタを生み、様々なトラブルの起点になるパーツであるため、必ず新品を用います。 ギアを1~6速まで手動で動かし、適切に組めているか再度確認しておきます。 シフトフォークとの噛み合わせを想定して、ニュートラルポジションにギアを設定しロアケースを待ちます。...
腰下~シフト

腰下~シフト

今回、シフトドラム・シャフトは状態の良いものを再使用、フォークを新品にして構成します。 組付けていきます。 シフト外部機構も順次組付けとなります。 つづく
腰下~ワンウェイクラッチ・バランサー

腰下~ワンウェイクラッチ・バランサー

使用するワンウェイクラッチですが、年式・仕様によって旧式のタイプが使われていることがあり、そのまま使用するといずれスベリが発生したり、破損を引き起こす可能性があるため当社では腰下分解の工程を含むご依頼の際は、必須メニューとして改良型のタイプを使用します。 オルタネーター側 先のブログでご紹介したベアリングの動きも含めて動作確認を行います。 次に、ロアケース側に移ってバランサーの取り付けとなります。 最後にクランプレバーを取り付けて完了となりますが、エンジン搭載後、アイドリング状態で最終調整を行っていきます。...