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パウダーコーティング 完成までの流れ | ||
1.入荷 あらかじめお客さまとの打ち合わせにより、 パウダーコーティングの 御注文内容が決まった後でホイールを お送りいただくようになっています。 お客様からホイールが到着した時点で すぐにリム部保護のため専用カバーを 取り付けます。 |
2.振れ、クラック、チェック 入荷後すぐにホイール本体の状態を 検査して、キズや振れ、曲り、クラック などがないかを、ホイールスタッフの 厳しい目でチェックされます。 また同時にベアリングの良否、ホイールの 消耗部品の状態も確認し、交換の可否も お客様にご連絡するようしております。 |
3.詳細な振れチェック フレ、曲がりは1/100ミリまで測定できる 専用の測定器を使用しホイールの状態を 精密に検査、測定していきます。 この段階での見立てで下記の3つに分けられます ①全く振れのない程度の良いホイール、 ②振れはあっても修正さえすれば機能的にも 問題なく、耐久性も確保され安全上問題ない ホイール ③事故などで過大な力がかっていると 考えられるものなど、安全上問題のある ホイール 何れにせよ、ホイールの加工に入る前に 検品され、状況をお客様にご連絡致します。 |
4.修正工程 修正前の見立てと測定後に ②の 振れはあっても修正さえすれば機能的にも 問題なく、耐久性も確保され安全上、 問題ないホイールのみ修正をお奨めし、 お客様に金額をお知らせの上、修正工程に 入ります。 参考価格 はこちら この道20年のベテランスタッフが修正を行なう 事により、最小限の熱と力を加える事によって ホイールに無理を掛けることなく修正されます。 この修正により最終的に縦振れは0.2ミリ、 横振れは0.2ミリ以内の精度になるまで修正されます |
5.塗装剥離、サンドブラスト工程 パウダーコーティングの下地作りの為、 サンドブラストを用いて、純正の塗装を全て 落としてホイールの地肌をむき出しにします。 ここをおろそかにすると塗装の仕上がりと 耐久性に響きますのでしっかり行う必要が あります。 |
6.キズ、クラックチェック サンドブラストが終了したホイールです。 サンドブラストによる塗装の下地作りと 合わせてサンドブラスト処理をする もうひとつの大きな意味が次の項目の とても大事なチェック項目にあります。 |
7.クラックの見本 サンドブラストによって塗装を落とすことにより 塗装が載っている状態では見えにくかった 微細なクラックを発見する事が出来ます。 2の工程のホイールチェックと、この工程の クラックチェックにより、2重のチェック項目を 設けることによってお客様からお預かり したホイールを安全にお届け できるよう努力しています。 |
8.パウダーコーティング ここまで行ってようやくパウダーコーティング の工程に入ります。 よくある吹き付けの塗装とはまるで違い 弊社は色付、クリアによる 2層構造の粉体焼付け塗装を 採用しております。 粉状の顔料を静電気で帯電させた ホイールへ吹き付け、180℃程度の温度で 定着、安定させる事により、均一でしかも 厚い塗装膜を形成します。 それによりタイヤチェンジャーなどに つかんでもびくともしない塗装面を 実現します。 施工には時間と手間と工夫を要します が、美しい塗装をいつまでも楽しんで もらう為に、スペックエンジニアリングの求める クオリティを実現させる為には 必要不可欠な工程なのです。 |
9.パウダーコーティング(色付) 次に中塗り(色付け)が完成しました。 この工程はお客様の御注文時の色に 合わせて塗装します。 |
10.パウダーコーティング (クリア工程) 塗装の最後の仕上げであるクリア工程を 施したホイールです クリアを施していないホイール(9.)と 比べるとツヤの深さが違います。 外観の美しさの違いもさることながら なんといっても耐候性、耐薬品性、飛び石 などによる耐久性まで飛躍的に向上します。 これにより美しいホイールを長く装着して いただくことが可能になりました。 |
11.組み付け工程 塗装が終わったら、新品ベアリングや エアバルブなどを組み付け、お客様の オーダー内容に合わせて 組み付けを行います。 |